着物の加工方法
2017.03.29

寝転んでいる女の子日本の伝統文化と言われる着物、代々着続けることが出来ると言われています。でも実際、日本人の体型も変わり、流行もあり、また着物自体の劣化などから、そのまま着るのは難しい…そんな心配をする方も多いのではないでしょうか?昔からあった技術、そして新しい加工をご紹介しましょう。
昔は自宅でもやっていた?「洗い張り」でリフレッシュです!時代劇でも見かける、着物をほどいて洗濯する方法が「洗い張り」です。汚れだけでなく、着物本体のゆがみも調整して、洗濯後再び仕立て直しをするとリフレッシュできるのです。お母様の振袖を、お嬢様に着ていただく場合は、水洗いの後にお嬢様の寸法に作り替えます。新品のように仕上げることも可能な技術なのに、お値段は二万円前後(仕立て直し代は別)とリーズナブルなのでお薦めです。
「染め直し」で、まるっきり別の着物にすることも。古くなって色が変わってしまった着物とか、今着るには派手な色になってしまった着物。染め直しで、新しい雰囲気に変えることができます。全体を染め変えるだけでなく、模様の一部の色を別の色にする、シミが落ちない場所をごまかすなど方法は様々です。ただし、汚れが酷かったり生地が傷んでいる場合は、染め直しだけでは再び着られるようにはなりませんから、ご注意ください。
新しい技術「ガード加工」は、最初からやりましょう。着物のクリーニングは、時間と費用が掛ります。高価な着物に絶対お薦めなのが「ガード加工(撥水加工)」です。いくら技術が良くても、しみ抜き等は生地を傷める可能性がありますが、最初にガード加工をしていると、汚れが浸透しないので、サッと汚れを吸い取ればOK。費用も一万円弱ですから、お得です。ただし、一度着物をクリーニングしてしまうと、ガード加工も落とされてしまう場合もあるので、クリーニングに出す際には業者さんに確認しましょう。
めったに着ない着物にお薦めなのが「シルクパック」です。いつ使うか分からない喪服や振袖、留袖は保管に気を使います。久しぶりに見てみたら、カビが生えていたとか変色していたとか…時間も無いのに困った経験はありませんか?最近出てきたのが「シルクパック」という袋での保管です。保管したい着物を袋に入れてから、中の酸素を抜いて窒素ガスを注入します。酸素を取り除いているので、酸化の心配がないのです。効力は約7年。一度開けても再パックできる優れ物とか。一度チャレンジしてみませんか?
着物のトラブルは、買った呉服店に相談するのが一番ですが、引っ越し等で呉服店が近くにない場合もあるでしょう。最近は通販の呉服店も様々な相談に乗ってくれるようになりました。せっかく縁があって、手元に来た着物なら、長く付き合いたいですよね。困ったら、着物専門サイトなどをチェックしても良いかも知れません。

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